日本人の肌と外国人の肌って一体何が違うの? スキンケアを選ぶコツ
日本人の肌と外国人の肌って一体何が違うの?
スキンケアを選ぶコツ

外国の方の写真などを見て肌がとても綺麗だと感じたことはありませんか?
またあまりニキビができていないイメージがあったりしてうらやましいと思うこともあると思います。
自分たちの肌とは何が違うのでしょうか?またどういったスキンケアをしているのでしょうか?
今回は日本人と外国の肌について見ていきます。
日本人と外国人の肌の違い
上記にも記載しましたが外国には肌が綺麗な方が多くいるように感じる方もいると思います。
そこでまず日本人と外国の方でどういった肌の違いがあるのか記載していきます。
・表皮の角質層の違い
日本人いわゆる黄色人種は外国人(白人・黒人)に比べて表皮の角質層が薄いといわれています。
この角質層は肌の最も外側にある層です。これが薄いということは肌のバリア機能が弱く外部からの刺激の影響を受けやすいということです。角質層が薄いということは当然、角質が含む水分量も低くなります。
上記の点から日本人の肌は外部からの刺激に弱く肌のバリア機能の効果が薄いといえます。
・皮脂量の違い
日本は高温多湿の環境で人の進化の過程から皮脂腺が発達しやすく、欧米の方に比べると皮脂量が20%ほど多いとされています。
皮脂量が多いということはニキビができやすいということです。ニキビの原因の一つは毛穴に皮脂や汚れが詰まってしまうことです。またこの詰まった皮脂が酸化してしまうと黒くなってしまったり変色してしまうため少し厄介なニキビになってしまいます。
そういった点から日本人はニキビができやすいといえます。
しかし悪い点だけではありません。皮脂腺の発達は肌にハリを与える重要な役割の真皮や皮下組織が厚くなるとされているため日本人はしわができにくくなっています。
・色素沈着しやすい
紫外線を浴びると肌を守るために人間の体は肌を守るためにメラニン色素を生み出します。このメラニン色素が沈着することによって日焼けした肌(褐色肌)やシミを生み出してしまいます。日本人(黄色人種)はメラニン色素の産出が多いため日焼け肌になりやすかったりしみができやすかったりします。
一方で黒人は元々、強い紫外線を浴びることが多いことから環境へ適応するために進化し、皮膚に大量にメラニンがあるため日焼けをしないとされています。また白人は元々メラニンが少なく褐色肌になることはありませんが赤くなります。
黄色人種にとってはメラニンが多いと日焼けして肌の色が変色してしまったりシミができてしまったりとあまりメリットを感じづらくなってしまいますがメリットもあります。
そもそもメラニンは紫外線から人体を守るために生成されております。このおかげもあり皮膚がんの発生率が他の人種に比べて低いといわれております。
上記のように人種によって紫外線に対する肌の反応が変わり紫外線による反応はおきるものの耐性があることが分かります。
スキンケアの違い
スキンケア一つとっても人種によって違いがあり、注意すべき点があります。どういった違いがあるのかご紹介していきます。
・洗顔・クレンジング
皮脂の分泌量の多い日本人は上記にも記載しましたが毛穴に汚れや皮脂が詰まりやすくニキビができやすい状態にあります。そのため化粧をした後のクレンジングや日常的に行う洗顔がとても大事になります。
変わって欧米等では日本でしているような石鹸や洗顔フォームを泡立ててするような洗顔ではなく化粧水でふき取るといったことが主流担っています。欧米の方は元々皮脂が少ないため洗顔をしすぎてしまうと皮脂が足りなくなってしまい肌のバリア機能が低下してしまうためこのようなスキンケアの方法をとっています。
日本人の方でも乾燥肌の方がしていることがあるかもしれませんがあまりおすすめはできません。日本人の表皮の角質層は薄くふき取る際の摩擦のダメージで色素沈着が起きてしまったり表皮に傷がつき肌トラブルが起きやすくなってしまうためです。
しかしながら間違った洗顔では上記同様、肌を傷つけることになってしまうため以下に気を付けて洗顔をするようにしましょう。
①ぬるま湯もしくは水で洗う
寒い日などは熱いお湯で洗いがちですがぬるま湯や水であるようにしましょう。
熱いお湯で洗ってしまうと毛穴が開き、それが開いた状態のままになってしまうため汚れが溜まりやすくなったりするため、ぬるま湯や水で洗うことで毛穴を引き締めるようにしましょう。
②洗顔フォームの使用について
洗顔をする際はきめ細かい泡をしっかりと泡立て擦るように洗顔をするのではなく優しく泡を撫でるようにして洗ってあげましょう。
泡をきめ細かくすることで毛穴の汚れをとりやすくなります。
また擦るように洗顔をしてしまうと肌にダメージを与えてしまい逆効果になってしまうためよくありません。
しっかりと泡立てた洗顔料であれば充分に汚れをとれるため上記のように洗顔をするようにしましょう。
③頻度について
洗顔は余分な皮脂や汚れを洗い流すことを目的としていますがやりすぎることはよくありません。
皮脂も必要以上にとってしまうと肌のバリア機能が低下してしまうため洗顔のしすぎには注意しましょう。
1日2回程度が望ましく、朝と夜の2回に分けると良いでしょう。
皮脂をとりすぎていると感じている方は、洗顔料を使わずぬるま湯や水のみですすぎ洗いをすることもおすすめです。
・クリーム等の違い
多くの方が洗顔後や化粧前に基礎化粧品等でスキンケアをすることが多いと思いますがそのスキンケア商品のちがいもあります。
欧米等では乾燥していて肌の皮脂が少ないためスキンケアで使用するのは油分の多い乳液やクリームが使用されています。元々肌の角層が厚く水分を保持していますが皮脂が分泌されにくいため水分が出ていきやすくなっています。
そのため水分を逃がさないよう油分高めのクリーム等でカバーしています。
上記の洗顔の欄にも記載していますが、化粧水は保湿目的よりも汚れをおとすために使用されています。
日本人のスキンケアは化粧水・乳液等、水分と油分両方でスキンケアをするのが一般的でおすすめです。
日本人も肌は乾燥しやすく肌の保水量も欧米の方と比べると低いため肌に潤いを与え油分で蓋をすることが重要です。日本人の肌は皮脂量が多いため、乳液やクリームは油分が多いものよりも少ないもののほうが合っているかもしれません。自身の肌と相性を見て使用しましょう。
まとめ
広告などでよく海外産のスキンケア商品や化粧品などをよく見かけると思いますが、外国産のものは基本的にその国の方の肌を参考にして開発されているため私たちには合わないことが多々あります。
具体的には外国産のクリームを使用したものの油分が多く肌が少し黄色くくすんでしまったり、毛穴が詰まりやすくなってしまったりしてしまいます。
そのため使用する前に前に使用していたものと違う点など見比べすぐに使用するのではなく腕などの肌の一部にあて、問題がなければ使用するという形にしましょう。
自分の肌は一生付き合うもののためどういった肌なのかしっかりと理解しなにがあっているか考えて使用するようにしましょう。
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