夏到来!!日焼けのメカニズムと日焼け後のケアについて知ろう!
夏到来!!
日焼けのメカニズムと日焼け後のケアについて知ろう!
7月に入り日差しがきつくなり紫外線もきつくなっていますが、次月8月もまだまだ日差しが強く紫外線が強力です。
紫外線が強くなり日に当たっていると肌が赤くなったり浅黒くなったり日焼けを起こしてしまう方もたくさんいらっしゃるかと思いますがなぜ日焼けは起きるのでしょうか?
また日焼けしてしまったときはどうケアをしたほうがいいのでしょうか?
見ていきましょう。
日焼けはなぜおきる?
・日焼けのもと【メラニン】
【メラニン】とは髪や肌・瞳などの色を形成する色素のことでユウメラニン(黒、褐色系)とフェオメラニン(赤、橙色)の2種類が存在します。メラニンは人間の細胞に組み込まれた防御反応の一つで紫外線から皮膚組織を守る役目を担っており、強い日差しを浴びた際にはこのメラニンが大量に分泌されます。そうしてメラニンが分泌されることにより一時的に肌が赤くなったり黒くなったりする「日焼け」の状態となります。
ある程度の日焼けであれば肌のターンオーバー等により解消されていきますが、あまりにも強い紫外線をあびつづけてしまうと過剰に分泌されたメラニンが肌に沈着してしまいシミやそばかすなどの原因となってしまいます。
「人と比べるとなんだか日焼けしやすい気がする」なんて感じる方はいませんか?
この感覚は間違いではありません。人によりメラニンの分泌量が違い、前述しているユウメラニン、フェオメラニンの量も違っており日焼けした時の肌の反応も人それぞれ違ってきます。
メラニンの量が多い人は元々地黒にもなりやすく逆にメラニンが少ない方は色白になりやすいです。
こういった情報をを見るとメラニンが少ないほうが日焼けなども軽くなると思ってしまうかもしれませんが、メラニンが分泌されず紫外線が肌へダメージを与え蓄積されていきそれがシミやたるみの原因になってしまいます。
そのため日焼けしにくい方ほど紫外線対策をすべきであるとも考えられます。
※日焼けで肌の色が変わるのは黄色人種だけ!?
メラニンの量は人によって変わると前述でも記載していますが大まかには人種によって分けることができます。
白色人種はユウメラニンが少なくフェオメラニンが多いため紫外線による肌のダメージが大きく、すぐに赤くなり肌が黒くなりません。またダメージによってそばかすなどができやすい傾向にあります。
逆に黒色人種の方はユウメラニンが多いため元より肌が黒くなりやすく紫外線によるダメージを受けにくくなっています。
日本人でもっとも多い黄色人種はその中間で肌が赤くなった後に黒く変色する場合が多い傾向にあります。
・注意するのは晴れてる夏の日だけじゃない!?
日差しが強い日は当然紫外線が強く日焼けしやすいですが曇りや雨の日も紫外線は降り注いでいます。
紫外線の強さ的には晴れ>曇り>雨といった順で弱くなり、季節的には夏>春>秋>冬といった順に弱くなっていきます。しかしケアをしなければ紫外線が弱い時期でも日焼けは起きてしまいます。
・紫外線は上からだけじゃなく全方位から?
太陽から紫外線は降り注いでおりそれを「直射光」といいますが、その直射光は反射しており人は様々な方向から紫外線を浴びています。
スキーやスノボーをする人は分かりやすいかと思いますが、ゲレンデからの照り返しでの日焼けが代表的な反射による日焼けです。ゲレンデの新雪は約80%の反射率があり、日常生活でよく見る土、草、コンクリートでは約10%、砂浜は10〜20%、海面では10〜20%ほどの反射率があります。これを「反射光」といいます。
また、反射光だけでなく直射光が大気中の分子に当たって散乱した「散乱光」というものがあります。
そのほかにも普通の窓ガラスは紫外線を70%程通してしまいますので日常においてもあらゆる方向からの紫外線に注意しなければなりません。
徹底的な対策を
紫外線の対策はたくさんあり、すればするほど効果があります。
逆に一部のみだと対策が足りずに肌がダメージを受けてしまうこともありますのでしっかりと対策をしましょう。
・紫外線A波(UV-A)と紫外線B波(UV-B)
紫外線には2種類あり、紫外線A波(UV-A)と紫外線B波(UV-B)があります。
UV-AはUV-Bに比べ肌に当たってすぐに肌が黒くなるような日焼けやを引き起こしにくくなっていますが肌の奥まで到達して肌に様々な影響を与えます。このUV-Aはシミやしわなどの発生に大きく関わっていることが明らかになってきています。またUV-Aはオゾン層を通り抜けやすく常時、UV-Bの20倍以上降り注いています。また雲や窓ガラスも通り抜けやすいため注意が必要です。
UV-Bは肌を傷つけ炎症を起こしたり肌が黒くなる主な原因です。長時間浴び続けるとやけどに近い状態になるため肌が真っ赤になったり水ぶくれができることがあります。UV-Aに比べると全紫外線r量の約10%と少量ですが強力な影響を持っているため注意しましょう。
・日焼け止めを選ぶ時のポイント
日焼け止めには前述のUV-Aを防ぐのを示すPA、UV-Bを防ぐのを示すSPFに気を付ける必要があります。
PAは+の数で強度が表され+〜++++までの4段階があり+が多いほど効果があります。
SPFは数値と+の数が多いほど防ぐことができ、最大で50+まであります。
日常生活ではSPF20程度PA+~++程度のもの外出が長いときはSPF30~40PA+++程度のもの、日差しの強い日や紫外線に弱い方はSPF50PA++++以上んpものを選ぶといいでしょう。
※日焼け止め使用時の注意
強い日焼け止めを使えば1日中効果があると勘違いしている方も多くいますがそれは間違いです。
日焼け止めは一度塗るだけではダメです。
日焼け止めの効力は徐々に低下していきますので塗布後は2〜3時間おきに塗りなおし首回りなど忘れてしまいがちな部分も塗りましょう。
・日傘やアームカバーで相乗効果を
日焼け止めは紫外線を防ぐ有効な手段ですが完全に防げるものではありません。
また塗布する際にもムラもできてしまいますので思った以上にダメージを受けてしまうこともあります。
そこでさらに紫外線を防ぐために日傘やサングラス、アームカバーなどで肌などを守ることによってさらなる効果があるので活用するといいでしょう。
日焼け後のケアについて
どれだけ対策をしても日焼けするときはしてしまいます。
また見えない部分でも肌はダメージを受けているので常日ごろからのケアをしてあげましょう。
・肌に刺激を与えないように気を付けしっかり冷やす
日焼けしたときは肌はやけどのような状態になっているため敏感になっておりごしごしと摩擦を与えてしまうとさらに肌を傷つけてしまいます。また刺激によってもメラニンが生成されその部分が黒ずんでしまうこともあるため日焼けしたときはいつも以上にさらに気を付けて優しく洗顔などをしてあげましょう。
前述のとおり日焼けはやけどに近い状態のため日焼けしたときは肌の熱を抑えてあげる必要があるため濡
れたタオルなどで氷や保冷剤をくるんで日焼け部分に当てて冷やしましょう。
・しっかりと保湿を
日焼けにより肌の角質層はダメージを受けバリア機能が低下しているため肌表面の水分を補ったり外部からの刺激を保護するために保湿をしてあげましょう。
化粧水などを塗布する際もこすりながらつけるのではなく肌に押し込むようにつけて肌への刺激を減らしてあげましょう。またいつも以上に肌の機能が低下しているため、高保湿のものを選んであげるとより効果的です。
まとめ
紫外線は季節関係なく降り注いでいるため常日頃から注意する必要があります。
なるべく常に紫外線対策をするとともに保湿をも重ねてすると肌のバリア機能も強くなるので意識して日々のスキンケアをしましょう。
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